近年健康志向の高まりからか、通勤や休日の移動に自転車を使う人が増えている傾向にあるように感じます。確かに自転車に乗っていると、風を感じながら自然を感じながら目的地へと行くことが出来ますし、楽しもうというモチベーションも上がります。中には100㎞以上もの距離を自転車でサイクリングされている方々を、奥多摩や秩父の山々でよく見かけます。一見何十㎞とか100㎞とかと聞くと、思わず驚かれる方がほとんどだと思います。ですが、事前に計画を立てて途中途中で休憩しながら進めば時間はかかっても目的地に辿り着くことも可能でしょうし、泊まり掛けで行くことも出来るでしょう。そして、長旅の後に絶景を目の前にした感動は格別です。また、その土地その場所で様々な発見や出会いがあるかもしれませんし、それも旅の醍醐味だと思います。
それに一口に自転車といっても、いわゆる「ママチャリ」から、クロスバイクやロードバイクといったスポーツタイプのものもあれば、マウンテンバイクといった登山に適したものもあります。そして、価格もリーズナブルな価格のものから、ロードバイクに関しては中古なら車が買えてしまえるような価格のものまで幅広くあります。ママチャリでは物足りないと思っている方は、クロスバイクやロードバイクにランクアップするのも良いでしょう。普段使いはもちろんのこと、長距離のサイクリングに挑戦してみることもオススメです。
また、自転車で目的地を訪れることによって、現地を自転車で見て回ることも可能です。必ずしも都合の良い場所にレンタルバイクやレンタルキックボードがあるとは限りません。距離が近くのんびり歩いて見て回りたいなら歩いて見て回るのも良し、少し距離があるなら自転車を使うといった選択が出来ることもメリットだと思います。
このサイトでは、そんなサイクリングに行きたくなるような板橋区のオススメスポットを紹介します。
東京都板橋区とは
東京都板橋区は、23区の北西に位置しています。区の名前の「板橋」とは、石神井川にかかる旧中山道の橋のことで、宿場名や区の名前の由来になったともいわれています。歴史や自然に恵まれたスポットが数多くある他に、農業や産業が育まれてきたことも特徴です。
板橋区立熱帯環境植物館
板橋区立熱帯環境植物館は、高島平にある屋内の植物園です。東南アジアの熱帯雨林を再現していて、熱帯の植物や生物を見ることが出来ます。私が行ったのは8月でしたが、まさに真夏の時期に行くことをオススメします。真夏の暑さと熱帯雨林の気候がマッチしていて、熱帯雨林の雰囲気を純粋に楽しめました。もちろん冬に行っても楽しむことは出来ると思いますが、私の考えとしてはやっぱり真夏がオススメです。
館内は入口を入るとミニ水族館があり、東南アジアを中心とした海水・汽水・淡水の魚や生物を観賞出来ます。その中でも圧巻なのは、国内で唯一展示されている世界最大の淡水エイである「ヒマンチュラチャオプラヤ」です。水槽の前からでは一見そこまでの大きさではないように見えますが、水槽を上から見下ろすとその大きさに普通に驚きました。これは本当に必見です。
ミニ水族館の次は、それぞれの地域の植物が4つのゾーンに分かれて展示されています。高低差があり、立体的で熱帯雨林のジャングルを冒険している気分にさせてくれます。
この、植物館は入場料が大人¥260、小学生・中学生¥130、未就学児無料ととてもリーズナブルです。また、時期によって様々なイベントも開催されています。まだ行ったことのない方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
赤塚植物園
赤塚植物園は、赤塚の地を活用して作られた武蔵野の自然を楽しむことが出来る施設です。この植物園は前述の、板橋区立熱帯環境植物館をGoogleマップ上で見つけた時に、周辺に何か見どころがないかと検索していた時に発見したものです。場所は、新大宮バイパスを北に進むと、新四葉の交差点がありますが、そこを右折すると熱帯環境植物館で、左折すると赤塚植物園の方角になります。
板橋区立熱帯環境植物館が規模も大きくレジャーとして楽しむ場所ならば、こちらは規模こそ小さいですが、落ち着いてのんびりと自然の草花を楽しむ場所だと言えるでしょう。時には都会の喧騒を忘れて自然に癒されたい場合はオススメの場所です。
東京大仏
東京大仏は赤坂植物園から50mほどの場所にある、乗蓮寺にある大仏です。この東京大仏も赤坂植物を見つけた時に同じく見つけました。「東京にあるしかも23区内にある大仏とはどのようなものだろう?」と思いましたが、高さが13mと思っていたよりもスケールが大きく軽く圧倒されました。東京もまだまだ知らない場所が数多くあるということを再認識する経験にもなりました。
赤塚不動の滝
赤塚不動の滝は赤塚にあります。二体の不動明王像が祀られていることから不動の滝と呼ばれています。東京都の名湧水57選に選定されています。この不動の滝も植物園と同じく、板橋区立熱帯環境植物館の周辺を検索している時に発見しました。見どころとして紹介していて何ですが、この場所に初めて来たときは分からなくて思わず通り過ぎてしまいそうになりました(;^ω^)
水車公園
水車公園は、かつて都内で見られた古き良き田園風景を守っていくために、水車と水田を再現した公園です。場所は、新大宮バイパスの新四葉の地図上でのひとつ手前の信号を右に進むとあります。この信号は名前がないために迷うかもしれませんが、バイパスの方から柵に囲まれた畑がありますので左側から回って行けば水車小屋が見えてきます。決して広くはないのですが、水車と水田という昔の日本の田園風景が見れるので心が落ち着く場所です。
全体のまとめ
いかがでしたでしょうか?板橋区というと一見すると西の端の方で出掛けるには少し遠いかなという印象があるかもしれません。ですが、自転車で実際行ってみるとそこまで遠いとか疲れるとかの印象はありませんでした。むしろ良い運動や気分転換になりました。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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